シリーズでGods Unchainedの初心者向け攻略をお送りしていくので、ぜひこれを読んでGods Unchainedを始めてみよう!
ピプリクトではカードリストの英語訳もご用意していますので、そちらもご参照のうえGods Unchainedを楽しんでください。
This article’s contents
はじめに
はじめまして。この度ピプリクトでGods Unchainedの初心者向け記事を書かせてもらうことになりました。
Gods Unchainedはブロックチェーンゲームとしては群を抜いてゲームとしての完成度が高く、更に購入したカードもプレイ報酬で得られるカードも売買可能という新時代のDCGです。
普通に遊ぶだけでも面白いと思いますので、ぜひこの機会に試してもらえればと思います。
今回の記事ではGods Unchainedをこれから始める初心者向けの遊び方を説明します。
前提としては下記すべてに当てはまるようなユーザを想定しています。
- DCG/TCGは経験があり、基本的なセオリーはなんとなくわかる
- Gods Unchainedにも興味はあるけど英語やルールの壁に阻まれている
- とりあえずは無課金で軽く遊んでみる
という訳で今回は無課金前提の紹介ですのでスターターデッキという誰でも最初から使えるデッキを軸に紹介していきます。
各カードの能力や基本的な効果については、ピプリクトの日本語カードリストを参照ください。
※ただし頻繁にカード能力の更新が入るため、100%の正確性は保証できないことを了承下さい
スターターデッキは常に6種類用意されています。構成は恐らく頻繁に入れ替えられており非公開です。その時遊んでみないと何が入っているのかはわからないというわけです。
そして6種類ある理由は、各God毎に1種類ずつ用意されているためです。
Godとは?
Gods Unchainedというタイトルにもある通り、HearthStoneのヒーロー、シャドウバースのリーダーがGods UnchainedのGodsにあたります。
6人のGodにはそれぞれ特徴があり、専用カードと専用の能力であるGod Powerがあります。またカードについてはすべてのGodで利用ができる、Neutralのカードもあります。
スターターデッキを選ぶ前に、まずは各Godの特徴を把握しましょう。
何故ならば、それぞれのスターターデッキは各Godの特徴を現した内容ですので、どのスターターデッキを選ぶと自分に合っているのか、楽しいのかという選択基準は各Godを把握することでおおむねわかるというわけです。
God Powerとは?
- 各Godごとに4種類の基本Powerと、カードによって一時的に得られる特殊なPowerを持っている
- 毎試合開始時にお互い1種類だけ選択する
- 毎ターンに1度のみ、マナを消費して発動できる(Powerはカードでないため、試合中に何度も使うことができる)
つまりPowerはカードを消費せずに繰り返し使える能力であるため、上手く使うことによって大きなカードアドバンテージを得ることもできますし、コンボ用カードとして前提にできるということです。
スターターデッキの特徴
前述した通り、スターターデッキは各Godの特徴を掴むのに適したカードで構成されたものになっています。
また特定のGod Powerに依存することも無く、どれを選んでもそれなりに機能する形を目指していると言えるでしょう。
そしてスターターデッキではLegendaryこそ入っていないものの、Genesis Set含めて強力なカードが沢山入っています。
自分自身で内容をカスタマイズすることはできませんが、God Powerを変えればスタイルも多少変わりますので、しばらくは飽きることなく遊べるのではないでしょうか。
Natureスターターデッキ
小型から中型、大型クリーチャーがバランスよく揃っており、除去カードも少量ながら比較的使いやすい物が含まれています。
初めて遊ぶのならばまずNatureスターター、と言える程に扱いやすいデッキだと言えるでしょう。
基本的には序盤からクリーチャーで盤面を押しつつ、チャンスがあれば味方全体を強化できるFirewineやOilphaunt Mount等を絡めて一気にダメージ与えるとよいでしょう。試合が長引けば大型クリーチャーのVinenound Jotunの圧倒的な火力で押し切るのもよいです。
更にGod Powerも強化、除去、召喚、ドローと多様な効果が揃っています。
基本的なカードの構成要素や特徴は下記の通りです。
- クリーチャーは小型・中型・大型が満遍なくのバランス型でデッキの大多数を占める
- 魔法は除去と強化、その他が少々程度で非常に少ない
- 基本戦術は豊富で強力なクリーチャーで盤面をリードして行く形
- シンプルな効果のカードが多く、初心者にも扱いやすい
初心者にもお薦めのGod Power
Flourish (3マナコスト):
ランダムな味方クリーチャー2体を+1/+0します。コストは重いですが元々クリーチャーが多いデッキ且つ仲間を引き連れてくるクリーチャーも豊富なため、強烈な強化です。
Summon Animal (2マナコスト):
混乱した状態の1/2もしくは2/1の動物を召喚します。シンプルですがコストも安く非常に扱いやすいと言えるでしょう。
Leech Life (3マナコスト):
ランダムな敵クリーチャーに2ダメージを与え、無条件に自Godのライフを1点回復します。ランダム対象とは言え、除去が少ないNatureには貴重な能力です。またクリーチャー戦で相手の数を調整すればランダム対象をある程度管理できます。
応用型のGod Power
Forage (2マナコスト):
自Voidから6枚のカードをランダムに消滅させます。もしもその際にVoidが空になればランダムなNatureカードを1枚引きます。(基本的に使用時Voidのカードが6枚以下なら条件成立です)
特にMagicの様な除去が強烈なGod等を相手にした際、後半の息切れを防げるGod Powerと言えるでしょう。
また、ランダムで引く場合はレジェンダリーカードも引けますので強さと楽しさを兼ね備えたGod Powerでもあります。
2019/10/7時点のNatureスターターデッキ
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Magicスターターデッキ
クリーチャーは少ないですが圧倒的に大量の直接ダメージ魔法を主としたクリーチャー除去を持ちます。
God Powerでも除去が強力であるため、とにかくクリーチャー除去には困らないのが特徴です。
また余裕があればカードドロー系を使って手札を増やすことも可能です。
落ち着いてじっくりと試合を進めたい、対応型が好きな人にお薦めのスターターデッキです。
基本的なカードの構成要素や特徴は下記の通りです。
- 大量のクリーチャー除去と直接ダメージ魔法を持つ
- 豊富なドロー系カードで中盤から後半も手札に困らない
- 反面、クリーチャーは小型がと大型がそれぞれ少量程度なのでクリーチャー戦が好きな人には向かない
- 基本的に試合が決まるのは大型クリーチャーが出てからになるため、毎試合の時間がかかる傾向
初心者にもお薦めのGod Power
Blastwave (2マナコスト):
敵クリーチャーからHealthの高い順に二体を対象として1ダメージ与えます。コストも安くクリーチャー除去として優秀です。
Mage Bolt(3マナコスト):
対象の敵クリーチャー1体に2ダメージを与えます。こちらも非常に優秀なクリーチャー除去です。
応用型のGod Power
Discovery (2マナコスト):
自Void(墓地)からSpell(魔法)を1枚手札に戻しますが、その魔法はコストが2マナ追加されます。
これにより魔法カードの再利用が可能になります。少し扱いにくいですがMagicの特徴を強調したGod Powerなので楽しめるかと思います。特に後半マナが余ってくると強烈な効果を発揮すると言えるでしょう。
2019/10/7時点のMagicスターターデッキ
Warスターターデッキ
除去カードがほとんど無く、大半がクリーチャーと少量の補助系魔法で構成されています。
それに加えてGod Powerもクリーチャーの強化に関わるものがほとんどですので、まさにクリーチャー戦を楽しむためのGodと言えるのではないでしょうか。
WarのクリーチャーはBlitz(速攻)やTwin Strike(2回攻撃)を持つクリーチャーが多く、更にGod PowerでもBlitzを付与したりクリーチャーを強化できることもあり、クリーチャー戦の選択肢が豊富です。Nature程ではありませんが初心者でも楽しむことができると思います。
基本的なカードの構成要素や特徴は下記の通りです。
- ほとんどがクリーチャーで構成されるが小型から中型までしか無いため、前半の安定や展開速度に優れる。
- Blitz(速攻)やTwin Strike(2回攻撃)、強化を含めて色々な効果によるクリーチャー戦の発展型を学ぶのに最適
- クリーチャー強化や速攻能力を活かして盤面をリードしていく展開が理想。特に速攻能力はクリーチャーを除去魔法のように機能させることができる
- 強化が上手く機能すれば大型クリーチャーに匹敵する数値までクリーチャーを育てることが可能
初心者にもお薦めのGod Power
Onslaught (1マナコスト):
Warの代名詞とも言えるGod Powerで対象クリーチャーにBlitz(速攻)を与えます。これをDeadly持ちクリーチャーやTwin Strike持ちと組み合わせると尚強力です。
Intense Training(2マナコスト):
使用後の自ターン終了時、手札のランダムなクリーチャー1体を+1/+2します。勿論繰り返し同じクリーチャーを強化することも可能です。大型クリーチャーを持たないWarスターターデッキでは効果的な上、特にBlitz持ちを強化できると大きなメリットがあるでしょう。
応用型のGod Power
Enrage (2マナコスト):
対象クリーチャーを+2/+2した上、味方クリーチャーならBurn(火傷)+2、敵クリーチャーならBurn(火傷)+4を与えます。
Burnがあるために使いにくそうに見えるかもしれませんが、特に味方クリーチャーならば相打ち用途に使うのに最適です。また敵の壁クリーチャー、アビリティ持ちBacklineクリーチャーを除去するのにも利用できます。
2019/10/7時点のWarスターターデッキ
Deathスターターデッキ
WarやNature程の扱いやすさは無いものの、各サイズのクリーチャーと除去含めて意外にもバランスがよい仕上がりになっています。
とは言えやはりDeathのイメージには沿ったチョイスになっており、自分自身のライフを代償にしたり、味方諸共の全体除去するようなカードも豊富です。
後はもちろんこの系統の専売特許とも言えるReanimteこと復活系カードも含まれます。
各God Powerとの相性もそれなりであり、どれを選んでもそこそこ遊べる作りだと言えます。
基本的なカードの構成要素や特徴は下記の通りです。
- 小型、中型、条件付きの大型クリーチャーに加え、それなりの除去で構成されており比較的バランスがよい
- 全体除去含めて除去が豊富だが条件付きだったり、味方諸共だったりするので完全な初心者向けとは言い難い
- 復活が行えるカード(Raise Dead)とGod PowerのReanimteがあるため、遊びの幅が広い
- God Powerの選択で大きくタイプが変わる。特にSoulburnは非常に扱いにくいので当面はお薦めしない
初心者にもお薦めのGod Power
Undying Wish (2マナコスト):
対象クリーチャーにSoulless(死亡後、墓地へ行かず消滅)と、死後に2/1グールを召喚する能力を与える。これによりクリーチャーにはあまり困らず、全体除去にも強いという性質を持ちます。尚グールはSoullessであるため、再利用は不可です。
Blood Ritual (2マナコスト):
対象の味方クリーチャーを+1/-1した後にLeech(吸血、与えたダメージ分Godを回復)を付与します。Godのライフ回復は貴重な能力であり、尚且つ自Godのライフを犠牲にしがちなDeathには心強いGod Powerです。
応用型のGod Power
Reanimte (3マナコスト):
対象味方クリーチャーにSoullessを付与した後に生贄に捧げます。そのクリーチャーのマナコスト+1までのクリーチャーを自Voidから選んで召喚することができます。
これは上手く機能すれば非常に強力且つ面白い能力です。特にAfterlife系(死後に効果発動)の充実したDeathであれば大きなメリットがあるとも言えます。+1マナコストのクリーチャーがVoidから召喚できるため、実質的なアップグレードといってもよいでしょう。Deathに慣れた後にはぜひとも試してもらいたいGod Powerです。
2019/10/7時点のDeathスターターデッキ
Lightスターターデッキ
Lightは小型の味方クリーチャーを大量に増やし、また敵の強いクリーチャーを優先的に除去や弱体化できる能力を持ちます。適当に使ってもそれなりに動きますが、効果的な運用を考えると初心者向きではありません。
味方クリーチャーを増やしたり守ったりすることが得意ですので、1体1体への依存が低く除去耐性も高いのが強みです。
また逆境時にこそ高い効果をはっきするカードが含まれており、相手の強さを逆手に取れるような強みがあります。
基本的なカードの構成要素や特徴は下記の通りです。
- ほぼ小型クリーチャーで構成されるが、特殊な能力を持つ物が多い
- 大量に2/2クリーチャーを召喚するようなカードや、2/2クリーチャーを幾らでも召喚できるGod Powerがある
- 相手とステータスを入れ替えるようなカード、攻撃力が高いクリーチャーのみ破壊するような形の特殊な方法で除去を行う傾向がある
- 毎ターン自動で小型クリーチャーを召喚するカード、または召喚したクリーチャーを自動で強化するようなカードといった環境構築型の側面を持つ
初心者にお薦めのGod Power
Summon Acolyte (3マナコスト):
2/2のクリーチャーを召喚します。癖もなく単純に強力です
Heal (2マナコスト):
対象のライフを2点回復します。対象がクリーチャー且つ全快状態の場合は+0/+1します。こちらもクリーチャー戦を有利にしたり自Godを回復したりと扱いやすいです
応用型のGod Power
Heaven’s Light (1マナコスト):
対象の敵クリーチャーを-2/+0します。ただし攻撃力は2までしか下がりません。
たった1マナで使える強力なGod Powerに見えますが見た目よりは使いにくいです。相手クリーチャー次第になってしまうので、アグロ系には相性が悪いでしょう。しかし依存しすぎなければ低コストで便利なGod Powerかもしれません。
2019/10/7時点のLightスターターデッキ
Deceptionスターターデッキ
最後に紹介するのは最もトリッキーなGodであるDeceptionです。こちらはスターターデッキでも変わった効果を持つカードが含まれていることもあり、ゲームシステムやカード効果をあまり把握しないうちからプレイするのはあまりおすすめできません。
(そもそも勝ち筋が見えにくい作りのスターターデッキでもあります)
またβ期間を通して、スターターデッキ内のカード入れ替えが比較的激しかったことから今後もそうであろうという印象もあります。
逆に言えば、これを使ってSoloモードでAIのNatureにそこそこ勝てるならば、十分ゲームの基礎を理解したと言えるかもしれません。
基本的なカードの構成要素や特徴は下記の通りです。
- 小型クリーチャーがほとんど、かつ数も多くない
- 除去は単体と全体をそれぞれ持つが条件付きかつ枚数が少ない
- Hidden(隠匿)付与やBounce系(手札に戻す)カードがある割に除去が少ない
- Deadly(即死)系カードは含まれるものの、タイミングや状況が噛み合わないと使いにくいものが多い
初心者にお薦めのGod Power
Memory Charm (2マナコスト):
対象クリーチャーを+2/+0して、そのターン終了時にSleep(1ターン能動的行動不可)を与えます。味方に使えば条件付き強化、的に使えば強化と引き換えに1ターンの行動保留といった攻守を兼ねた優秀なGod Powerです
Flip (3マナコスト):
敵Godのランダムなカードを1枚手札に入れます。ある意味無条件ドロー効果でもあるため、小型クリーチャーの多いDeceptionスターターデッキには最適です。
Cheat (2マナコスト):
対象に1ダメージを与え、更にHidden(隠匿)を与えます。味方に使えばダメージと引き換えに隠れる用途に、敵に使えば直接ダメージとFrontline(前衛)潰しにも使えます。
応用型のGod Power
Thievery (0マナコスト):
1回だけ敵が次に引くカードを1枚確認し、それをそのまま次に引かせるか、デッキの一番下に回すか選びます。その後敵Godが現在使っているGod Powerをコピーし、以後はコピーしたGod Powerを使います。
これを扱うには他のGod Powerを把握している必要があります。とは言え勝ち負けを抜きにすれば適当に使っても楽しめますし、本来ありえないカードとGod Powerの組み合わせが発生するのは興味深いところです。
2019/10/7時点のDeceptionスターターデッキ
コロネとクオンはどのGodで戦う?
オレはWarのOnslaughtでがんがん速攻をかけて攻めたい!
初めてやるゲームではやはり基本から学んでいかないとな。
極度信玄さんの次の寄稿記事も期待してね!
『Gods Unchained』(ゴッズ・アンチェインド)の関連情報
ゲームの遊び方
ゲーム攻略 (by 極度信玄さん)
データ集
- Genesisカードリスト 日本語訳 12/23update
- Coreカードリスト 日本語訳 12/23update