「くりぷ豚」のチュートリアル漫画で学ぶ仮想通貨の仕組み

フフ……。
コロネもついに仮想通貨の仕組みに関心を持ったようだね。

「くりぷ豚」ってブロックチェーンゲームは知ってるでしょ？

あのゲームにはやり方を説明するチュートリアル漫画があるんだ。
あそこでくりぷ豚のゲーム内容だけでなく、仮想通貨の仕組みについても説明があったはず。

これだ、これだ。
こんな感じのかわいいキャラクターがゲーム内容を教えてくれるよ。

ゲーム内容だけじゃなくて、仮想通貨の仕組みについてもわかりやすく例えて説明してくれている。

このチュートリアル漫画の中でも、特に仮想通貨の勉強になりそうなところをピックアップしてみるよ。

秘密鍵を他人に知られることや無くすことのヤバさがよくわかるね。

それは私が回答しよう。

ただの文字列とは言っても、秘密鍵は2の256乗通り存在しうるんだ。

大した数じゃない？
とんでもない。
全宇宙の原子の数に迫るような数だよ。

2の256乗は10進数で表すと10の78乗。
全宇宙の原子の数は10の80乗と言われている。
秘密鍵にはそういう規模の空間容量があるんだよ。

秘密鍵そのものはランダムに生成されるものだけど、この世に実際に存在する秘密鍵を1つでも見つけるには、全世界のPCを総動員しても気の遠くなるような時間が必要になるんだ。

特定しようとしても現実的な時間では不可能。
それが秘密鍵がただの文字列とはいえ大きな力を持てる理由だ。

それはまあしょうがない。
人間の感覚をはるかに超えた世界の話だからね。

イーサリアムにはなんで手数料（ガス代）が必要かって話だね。
イーサリアムに限らず、仮想通貨はみんなトランザクションを通すのに手数料が必要。

かすめ取ってるとは人聞きが悪いな。
たくさんのマイナーたちが1件1件のトランザクションを検証してくれるから仮想通貨は安全に送れるんだよ。

コロネのETHが安全に送れるのもマイナー様たちのおかげ！
土下座して感謝しろ！

まあ土下座までは必要なくて、マイナーもマイニング報酬や手数料を目的にしてあくまでビジネスでやっている。
商売がスムーズにできるよう、不正なトランザクションを排除してくれているというわけだよ。

そうそう。

そうそう。

いえいえ、お代官様こそ。

きゃー。
ご無体な。

って、なにやらすんじゃい！

日本の伝統芸能だよ。
この前テレビで見た。

イーサリアムのガス代が急に高くなる理由についての話だね。

なんていうか、まさに資本主義、市場原理だよね。
トランザクションが混んでいるときは素直に時間をずらすのも大切。

そういう方はガス代を上げて特急料金でどうぞ。

そうやって生み出した時間を昼寝に使っていたんじゃ意味がないよ。

はい、というわけでくりぷ豚のチュートリアル漫画を題材にして仮想通貨について勉強してみました。

網羅的ではないけれども、ブロックチェーンゲームをやっていて特に疑問に思うところはけっこう解決できたのではないかな。

仮想通貨の仕組みに興味が出てきたのなら、この機会にぜひもっとくわしく学んでみよう。
私としては、やはりさっき紹介した「マスタリング・ビットコイン」をだね……。

…………………。

逃げられた……。

くっ。
あの2人にもいつか必ずちゃんと勉強させてやる……！