現在開発中のゲームで、12/7(金)5:00よりプレセールが始まる予定だよ。
できるだけいろんなところから情報を集めて多面的に分析したので、ゲームをプレイするかどうか、プレセールに参加するかどうかの検討材料にしてね。
その後に公開された情報は内容に盛り込まれていない可能性があるので必ず公式サイトなどを確認してね。
This article’s contents
CryptoAssaultの概要
ゲーム概要
- ジャンル: MMOウォーストラテジー
- プレイ環境: Webブラウザ + ウォレット
- ネットワーク: イーサリアム
- 開発状況: 開発中。2019年1月よりベータ版を開始予定
- ブロックチェーンの利用対象: 戦車、戦闘機などのユニット(ERC-721)
CryptoAssaultは現代戦をモチーフにしたウォーストラテジーゲームです。
ゲームのホワイトペーパーには「強力な戦闘ユニットを育成し、強固な同盟を結ぶという戦略的なゲームプレイを通して、プレイヤーは領土を手に入れ、毎日イーサリアムの報酬を受け取ることができる」と記載されています。
ゲームは広大な1枚のマップの中に、多数のプレイヤーが入り乱れてユニットを配置し、移動先を指示していくことで展開していきます。
他のプレイヤーとの戦闘はリアルタイムかつ自動で行われ、破壊されたユニットは消失しないものの、24時間の間利用できなくなります。
マップ内にはところどろこにユニットの強化に利用できる資源が配置されており、ユニットを配置することでそれを採集することができます。
さらに、各ユニットはマップ内に配置されているだけで自動的に周囲をプレイヤーのテリトリーとします。
マップの中心部に近く、広いテリトリーを持つほど、毎日配布されるイーサリアムの報酬を多く受け取ることができます。
さらには戦闘ロボットなんかもあるみたいだね。
ユニットやマップはすべて3Dグラフィックで描かれてるね。
そこに、自分が獲得したテリトリーに応じて報酬のイーサリアムが分配されるという要素が加わる。
ユニットの購入にウォレットが必要だが、ゲームプレイはブラウザのみで可能
戦車、戦闘機などの戦闘用ユニットの購入やトレードにはメタマスクなどのイーサリアムウォレットを使用します。
ゲーム本編のプレイにウォレットは必要なく、ブラウザでアクセスして楽しむことができます。
普段のプレイにウォレットは必要ないので、いったんユニットを手に入れてしまえばかなり快適にプレイできそう。
CryptoAssaultの主な情報源
ホワイトペーパーは各種の計算式まで含めたゲームシステムの詳細が載っているので、特に重点的に読み込んだよ。
コミュニティの状況
12/4(火)時点のコミュニティ
- Twitterのフォロワー数: 887(ツイート頻度は1日1件程度)
- Discordの参加者数: 407
Twitterのツイート頻度は1日1件程度でこれも多くもなく少なくもないくらい。
Discord内ではあまり活発に意見交換が行われているとは言いにくいかな。
CryptoAssaultのゲーム画面や動画
ゲームトレーラー
ただ、ヘリはまだいいとして、戦闘機が空中で停止しているのは少し違和感が……。ゲームシステム的にしょうがないとはいえ。
ゲーム画面
ゲームに登場するユニット
マップ
戦場
ユニットの移動
ユニットの詳細情報
CryptoAssaultのゲームシステム
ゲームの目的
CryptoAssaultにおけるプレイヤーの目的は、広大なマップ内にユニットを展開して他のプレイヤーのユニット撃破し、できるだけ価値の高い土地を多く占領して、毎日分配される報酬のイーサリアムを手に入れることです。
報酬面を強くアピールされると、ゲーム性より投機やギャンブル性の方にユーザーの関心がいってしまう。
そうなると、投機性にしか関心のないユーザーによってコミュニティが形成され、結果としてゲームとしての寿命が短くなってしまうことが懸念されるね。
ユニットについて
ユニットは各プレイヤーによって所有されるイーサリアムのERC-721トークンで、このゲームの主要なアセットです。
CryptoAssaultのゲームプレイはすべてこのユニットを介しておこなれます。
ユニットがマップ内に配置され、移動し、他のプレヤーのユニットと戦闘を行って撃破していくことでゲームは進んでいきます。
ユニットはまた、自分がいる場所の周囲数マスを自動的にテリトリーとします。
このテリトリーが増えるほどプレイヤーは報酬のイーサリアムを多く手に入れられるようになるため、ユニットの保有と育成がゲームを有利に進めるうえでとても大切になってきます。
ユニットの入手方法
ユニットの主な入手方法は「ユニットパック」の購入です。
「ユニットパック」はいわゆるガチャで、設定された確率に応じてランダムでユニットが出現します。
ユニットはマーケットで他のプレイヤーから購入することもできます。
ユニットパックの正式な値段も未公開。
まともにプレイしようとするとかなりのユニット数を必要とするゲームで、価格によってはかなりプレイの敷居が上がってしまいそうだ。
ユニットのタイプと特徴
- ユニットのタイプは、タンク、トラック、メカ、ジェット、ヘリの5種類
- タンク: 地上ユニットで水、森、山は通れない。他の地上ユニットに強く、空中ユニットに弱い。
- トラック: 地上ユニットで水、森、山は通れない。メカとジェットに強く、タンクとヘリに弱い。
- メカ: 地上ユニットで水、森、山は通れない。空中ユニットに強く、地上ユニットに弱い。
- ジェット: 空中ユニットで、自由に移動できる。ヘリとタンクに強く、メカとトラックに弱い。資源のマイニング能力が低い
- ヘリ: 空中ユニットで、山以外は自由に移動できる。タンクとトラックに強く、ジェットとメカに弱い。資源のマイニング能力が低い
空を飛べるユニットは高い移動力を持つけど、その分資源のマイニング能力が低いというデメリットがある。
自分の侵攻ルート上に多いユニットのタイプを見極めるといった戦略眼が必要になりそうだね。
ユニットのレアリティは4段階
- レアリティはコモン、レア、エピック、レジェンダリーの4段階
- 1段階レアリティが異なると、同じユニット同士の戦闘でも勝率が50%から80%に変化する
戦いは数だよ兄貴!というわけだ。
ユニットタイプごとの相性
- ユニットにはタイプによってそれぞれ有利不利の相性がある
- 相性は、タンク > トラック > メカ > ジェット > ヘリ > タンク
タンクはトラックにとても強くて、メカに強いという関係性になる。
ユニットのパラメータ
ユニットのパラメータ
- レア度: ユニットの基本的な強さ
- 進化度: ユニットのアップグレード度合い。★1から★4までの4段階
- 経年数: 生産からの経過日数。多くなるほど占領したテリトリーの価値を高める
- 移動力: 1回で移動可能な最大のマス数
- 対タンク攻撃力: タンクに対する攻撃能力
- 対トラック攻撃力: トラックに対する攻撃能力
- 対メカ攻撃力: メカに対する攻撃能力
- 対ジェット攻撃力: ジェットに対する攻撃能力
- 対ヘリ攻撃力: ヘリに対する攻撃能力
- マイニング能力: 1分あたりに採掘可能な資源の量
- 特性: 特定の状況で発揮される特別な能力
攻撃力はすなわち勝率だ。攻撃力が高いほど単純に戦闘で勝ちやすくなるよ。
実際の戦争では新しい兵器ほど高性能なんだろうけど、CryptoAssaultでは古い兵器ほど価値があるんだね。
ユニットの武装
各ユニットはそれぞれ独自の武装を持っており、資源を消費することでアクティベートできます。
武装を装着することでユニットの攻撃力が上昇し、戦闘での勝率が上昇します。
武装は消費材で、戦闘を行うたびに使用可能数が減っていき、0になると資源を消費して再購入する必要があります。
ユニットが装着できる武装は初期は1種類のみですが、ユニットのアップグレードを行うことで装着可能な武装が増えていきます。
武装の種類ごとに消費する資源が異なり、激戦地であるマップの中心部でしか手に入らない資源もあります。
このあたりのバランスがゲームシステムのキモだね。
ユニットのアップグレード
ユニットは、同じタイプで同じ星の数のユニットを2つ吸収することでアップグレードすることができます。
アップグレードすることでユニットの星が増え、攻撃力の向上、資源のマイニング能力の向上、移動可能距離の拡大などのメリットが発生します。
さらに、マップの中心部に進入できるようになり、装着できる武装の種類が増えます。
ユニットの経年数は一番古いユニットの情報が引き継がれます。
最高グレードは★4で、これにするには計27体のユニットが必要になる。
ユニットパックの価格次第だけど、たぶん手軽にできる額にはならないよね……。
マップ
戦闘の舞台となるマップは半径100タイル(マス)で、山、森、川などのさまざまな地形で構成されています。
この広大なマップにすべてのユーザーが参加してテリトリーの拡大競争を繰り広げます。
マップはリング状に4つの区域に区切られています。
中心部に近い区域ほど土地の価値が高く、ここを占領するとイーサリアム報酬の獲得量が大きくなるというメリットがあります。
ボーナスのイーサリアム報酬を発生させるサテライトもマップ中心部に墜落しやすいため、ユーザーは必然的に中心部に向かってユニットを進ませることになり、そこが激戦地となる可能性が高くなります。
これは相当激しい戦いになりそう。
戦闘システム
ユニットの移動
CryptoAssaultの戦闘はリアルタイムで進行します。
プレイヤーはまずマップの端の任意の地点にユニットを配置し、そこから移動先を指定します。
移動先を指定すると、ユニットが通過できない地形を避けるようにして自動的に移動先までの進路が設定されます。
ユニットの移動は3時間に1回可能です。つまり一度移動したらその場所から3時間は動けないことになります。
ユニットの移動可能距離はアップグレードで増やすことができます。
これ、怖いね……。
でも、敵の攻撃を全部返り討ちにしたらだいぶ爽快な気分になりそう。
他のプレイヤーのユニットとの戦闘
ユニットの移動先に他のプレイヤーのユニットを指定すると、そのユニットの情報と戦闘結果の予想(勝率)が表示されます。
ユニットの移動を実行すると自動的に戦闘が行われ、事前の勝率に応じて結果が決まります。
戦闘の結果は勝つか負けるかしかなく、負けたユニットはマップから撤退します。
戦闘の勝率は戦うユニット間の攻撃力の差異によって決まり、HPといった概念はありません。
勝てば常に無傷ですし、負ければ問答無用でマップから撤退となります。
ユニットの勝率だけではなく、戦闘後の周囲の地形や他のユニットの状況、味方との連携などを見極めて戦闘を行わないとマップ中心部に長く留まることはできないでしょう。
逆に、勝率99%で負けることも……。
この1%がまたよく当たるんだ。
テリトリーの獲得
ユニットは自分が配置されている周囲の小さな範囲を自動的にテリトリーとして確保します。
ユニットのレア度が高いほど占領できるテリトリーは広くなります。
他のユニットと範囲とするテリトリーがぶつかった場合、同じ距離ではレア度が高い方が占領の力が強くなります。また、自身に近い土地ほど占領の力が強くなります。
資源の獲得
マップの中には資源を算出するマスが存在します。
ユニットをその資源マスの上に配置すると資源のマイニングに着手し、時間経過するごとに一定量の資源を手に入れることができます。
ユニットによって時間ごとに入手可能な資源の量に違いがあり、地上ユニットはマイニング能力が高く、飛行ユニットは低いという違いがあります。
獲得した資源はユニットの武装をアクティベートするのに使うことができます。
ゲームプレイの報酬
デイリーのイーサリアム報酬
1日1回決められた時間に全プレイヤーのテリトリーの価値を集計し、その点数のシェアによってイーサリアムが報酬として分配されます。
マップ中心部に近い土地ほどテリトリーとしての価値が高く、また、経年数が古いユニットによって占領されているテリトリーは価値が高くなります。
前日のCryptoAssaultの売上の一部がイーサリアム報酬の原資となります。
ゲームが売れてるうちはいいけど、いったん落ち込んでしまったらそのあとどうなるんだろうかという懸念があるね。
サテライト墜落のイーサリアム報酬
1日に1回、マップのどこかにサテライトが墜落し、墜落した場所をテリトリーとしているプレイヤーが報酬を獲得することができます。
サテライトの獲得者は大量のイーサリアムを報酬として受け取ることができます。
マップの中心部に近い場所であるほどサテライトが落ちる可能性が高いため、中心部分は激戦となるでしょう。
報酬の額によっては中心部をめぐる戦いはとんでもなく白熱することになりそう。
CryptoAssaultの開発チーム
ゲームデザイン: Dan Chao氏
エンジニア、プロデューサーとしてコンソールゲーム、PCゲーム、モバイルゲームの開発に20年以上従事。
Funzioでリードデザイナーとしてチームを率いて、Crime City、Modern War、Kingdom Ageなどを開発。
Funzioは2012年にGREEに2.1億ドルで買収された。
買収は失敗に終わってるね。
ホワイトペーパーにはMastermind Studiosのことは記載されていないようだ。
エンジニアリング: Greg Maxey氏
エンジニアとして15年以上ゲーム開発に従事。Cars、Destroy All Humans、GREEではDanとともにWar of Nationsの開発に携わった。
GREEに1億ドルで買収されたOpenFeintの、初期のエンジニアの1人。
CryptoAssaultの開発メンバーであるEric氏とともに仮想通貨マイニングプールのMiddlecoinにも勤務した。
こちらの買収も失敗で、GREEは大きな特別損失を計上している。
GREEによるFunzioとOpenFeintの買収は失敗に終わってるけど、これはGREEの問題なので、むしろ2人はソーシャルゲームのゲームスタートアップ企業を大きくすることに成功した人たちと見るべきだろう。
CryptoAssaultのロードマップ
ゲームの画面はけっこうたくさん出ているので、来年1月のベータ版というのはまあまあの確度で実現するのかなとは思う。
CryptoAssaultの評価
CryptoAssaultの面白そうな点
- マップの中心部を目指してユーザーがバトルロワイヤルを繰り広げるのは熱中性が高そう
- ユニットの相性や進化度を加味した読み合い、駆け引きは戦略性が高い
- 現代の兵器が好きならより楽しくプレイできそう
CryptoAssaultの懸念点
- 結局たくさんユニットを買った人が勝つ「Pay to Win」になりそう
- イーサリアムの報酬の原資がゲームの売り上げなので、売り上げが減る→報酬の原資が減る→プレイヤーが減る→売り上げが減るというスパイラルがおこって、ゲームが一気に過疎る可能性を常に抱えている
- 3時間に1回しかユニットを動かせないので、1日何回もアクセスする必要があるのは大変
- アップグレードでユニットが大量に必要となるゲームデザインであるが、ユニットパック(ガチャ)の確率設定がシビアでつらい
- コミュニティの活用と盛り上げはあまりうまくなさそう
ゲームリリース前の評価
5段階評価
- グラフィック: 3 (ブロックチェーンゲームとして標準的なグラフィックレベル)
- ゲームシステム: 2 (戦略性はそれなりにあり、他のユーザーとの駆け引きはおもしろそう)
- ゲームの自由度: 1 (プレイヤーがやれることは非常に限られている)
- 情報公開度: 3 (ホワイトペーパーにはくわしいゲーム仕様が記載されている)
- コミュニティ: 2 (TwitterやDiscordの登録者数は普通かやや少なめ、情報発信頻度もそれほど高くない)
- 総合期待度: 2 (リリースされたら軽くプレイしてみたい)
ゲームそのものはまあまあおもしろそうかな?と思ってる。
リアルタイムの複雑な将棋といった感じで楽しめるんじゃないかな。
アセットが売れてて毎日報酬のイーサリアムがちゃんと分配されているうちはいいと思うけど、それがだんだん少なくなっていったらユーザーが離れていってしまうのでは?
一度ユーザーが離れてしまったら、報酬のイーサリアムを増やさない限りユーザーは戻ってこないのでは?
報酬を増やすにしても、その原資はどこから?
そういった疑問が付きまとってしまうね。
つまり、他の有力なプレイヤーと連絡をとりあって共同戦線を張り、ライバルプレイヤーを集中攻撃して駆逐し、中心部を自分たちだけで占拠してしまうわけだ。
それができるなら「稼げるゲーム」になるかもしれない。
現状は、「ゲームがリリースされて持続性のあるゲームだと判断できたら参入すればいいんじゃないかな?」と考えているよ。
リリース後の評価
プレセールの内容
プレセールの概要
- 期間: 2018年12月6日(木)12:00から (日本時間12月7日(金)5:00)
- 販売対象: 6種類のユニットパック
- 特典: 通常価格の30%引きで販売。2日ごとに割引率が1%ずつ低下
- 価格: 未発表
- 購入方法: 未発表(おそらくイーサリアムウォレットが必要)
1番高いのだと50ユニットで2.99ETH。
★4ユニットを作るには0.46ETHくらいかかる計算になるね。
ユニットの出現率
「Common以上」表記のユニットパック
- Common: 80%
- Rare: 15%
- Epic: 4%
- Legendary: 1%
「Rare以上」表記のユニットパック
- Rare: 75%
- Epic: 20%
- Legendary: 5%
アップグレードのために大量にユニットを消費するゲームシステムなのでこれはつらいと思う。
ソーシャルゲームの悪いところをマネしたような……。
プレセールの参加方法
プレセールの開始日以降に公式サイトにアクセスして購入
必要な環境やツールなどの案内はまだないけど、おそらくイーサリアムウォレットが必要なので、プレセールに参加する場合はあらかじめセットアップしてETHを入れておこう。